おおかわまりの日記

クリエイティブディレクションとかUIデザインとか会社とかやってます

携帯電話の未来予測をしてみるよ

こんにちは。

毎年恒例Appleの新製品発表を受けて、今回は珍しく真面目に(笑)仕事の話なんかを書いてみたいと思います。いつもはちゃんと仕事してるんですよ( ー`дー´)キリッ

この10年程IT業界にいる一技術者としての観点から、これから訪れるであろう携帯電話の未来を予測してみますね。結構、当たると思うんだけどな。

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まず、今回のiPhone8とiPhoneXを同時に発売する、という流れから、もうAppleはこれ以上携帯端末を進化させる気は正直そんなにない、一旦ここで終わりだぜ、という気持ちが伝わってくるな、と感じました。

なぜそう思うのか。
そもそもAppleという会社は、まず開発環境を世に幅広く公開し世界中の開発者にタダで開発競争をさせ動向を見守り、最後においしいところを押さえていく、っていうヤクザの親分のようなプロダクトテストを行なって成功を収めてきた企業です。一番稼げる組をしのぎガシラにするわけです。 

であれば、開発を続けようと思うものに関しては、iPhone7Sみたいな形で小出しにしていき、時間稼ぎをしていく必要があるわけですが、一般の人はiPhone8使ってね十分でしょ、っていうのと、もう対して進化はしないけど、節目として最終形的な iPhoneX出したぜー、って感じで出し切ってしまいました。一旦終わりね、っていうのはこういう意味です。
 
では、一体この後、何に開発パワーをかけていくのでしょう?
答えは2つ。

1. 現在はApple watchを主軸とするウェアブル端末
2. SiriをベースにしたAI

になります。

まず、ウェアラブル端末について。
今回、iPhoneには強力なAR(拡張現実)チップを搭載しました。一応技術に明るくない人のために補足すると、ARとはポケモンGOのような世界、現実の世界にコンテンツを入れることができる技術のことです。
 
これによって何が起きるかというと、強力なARコンテンツを世界中の開発者が (Appleにとっては)タダでどんどん、作ってくれるワケです。
革命的なコンテンツを作ってくれるような開発者も出てくると思います。
コンテンツが出揃ってきたころを見計らい、来年からの再来年のどこかの発表で (このタイミングはこれからの開発者の動向によって前後します。遅くても2年以内ぐらいとみてます) Apple glass的なものを発表し、携帯端末は一気にAR(拡張現実)化の道を辿るはずです。

Apple glass的なものの布石は、airpodからも見てとれます。
airpodは耳にはめたことを自動的に識別、ダブルタップでスタート / 停止というアクションで動かせるのですが、同様にglassをかけたことを識別、ダブルタップでスタート、的になるでしょう。もう確実に、glass 開発はスタートしてると思います。

今回のiPhoneXに搭載された顔認識のシステムも、その将来が何を目指すのかがわかってきます。Microsoftのkinnectのように体をセンサリングしてマッピングできるので、宙に浮いたコンテンツをスラスラ触るようなSF的世界観を作ることができるようになる、ということです。

最後に、iPhoneXにはOLED(有機EL)ディスプレイというのがiPhone史上初めて搭載されたのですが、既存のディスプレイと何が違うかというと、自発光というところです。って言ってもわかりづらいと思うんで簡単に説明すると、バックライトがないので、漆黒のような黒もリアルに再現できるディスプレイになります。
その特性を活かして、現在OLEDはPlaystation VR などの VR、AR機器に採用されています。

以上の点から、これからどんな端末を作っていこうとしてるのかが、わかりやすいぐらいに明確ですよね。
 
昔からSFにあるようなメガネのような端末で 音声 x 体感 というのがこれからの主流となり、小さな画面でぽちぽちやるような事は激減すると予測されます。

次にsiriをベースとしたAI。
あまり気がつかれてないですが、この数年でsiriはものすごい進化を遂げています。
キーワードは、"最適化"と"先読み"です。

ウェアラブル端末の話をしたりすると、画面ちっちゃくて検索できないじゃんって話、必ずでてきますよね。
まあ、もちろん音声で検索はできるんですが、それ以前に検索って行為が日常には基本必要なくなるはずなんです。情報は最適化して届けられるので。

例えば、"レシピ" と言うワードを検索した主婦がいるとして、その人は "節約" というワードと合わせて検索したかった、と仮定します。
その人が実際に一度も "レシピ 節約"というワードで検索をしてなかったとしても、その人のやりとりしているメールや日々の行動、メモの内容等から、その人は "節約" に興味があるということをAIは割り出すことができます。
そして、夕ご飯の準備をはじめる16時くらいに、勝手にAIが "節約レシピ" を配信してくれるようになるわけです。

数年後にはおそらく "最近、検索する機会めっちゃ減ったよね" といった感じで体感してることだと思います。

端末の変化の過程の中で、最後の壁はコミュニケーションとプライバシーです。
Facebook、LINE、メールなどのコミュニケーションの質がAR x AI という端末になった時どのように変化をしていくのか。
当面はAR画面の中でテキストコミュケーションが取れるようになると思うのですが、その質も全く新しいものに進化していくかもしれませんね。

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最後に、AR x AI の端末が主流となる来たるべき世界で、ITのデザイナーに必要なことは何になるか、という予測です。 
 
まずはARが基本の潮流になるのであれば、デザイナーに求められるのは1px単位での美しさを追求することより、"ユーザーの体験" をデザインする能力だと思います。
 
つまり、UX >>> UIになるということです。
 
最新のテクノロジーをきちんと試してみてるデザイナーにはわかる話だと思いますが、体験は人それぞれの身体や感覚に依存するものが大きく、紙や端末と異なり全員が同じ観点でみることはできないので、ピクセル調整みたいなものはあまり意味をなしません。それよりも『体験』。
五感を刺激する体験を作るための技術が、これからのデザイナーに最も必要とされるものだと思います。
 
とはいえ、UIがないがしろにされるわけではありません。
UIも非常に重要なのですが、この時に必要なのはハードウェアの知識です。
難解なハードウェアをスムーズに人の生活に溶け込ませることが我々の仕事です。
未来を作るというのは、そういうことだと思っています。
ハードウェアとソフトウェアのスムースな橋渡しをするためには、ハードウェアをきちんと理解しておくことが、非常に重要になると思います。

まあ、総じて予測される未来はワクワクですね!
技術者としても、人類の一人としても、楽しみなことでいっぱいです(゚∀゚) ♪

スピリチュアルな話をちょっと科学的にしてみる その2

時間があいてしまいましたが、前回のブログの続きを書きます。
 
さて、なぜ魂的なものが今の世の中やこの体を選んではいってくるのか (この世に生まれてくるのか ) っていう話で終わってたんですが、私はこれって一言でいうと
 
「愛」を学習するため
 
なんじゃないかな、と思ってます。

大丈夫です、私は何の宗教にもはまってないし、出家もする気ないです ( • ̀ω•́ )✧ (笑)
これから、この意味を私なりの解釈で説明していきます。
 
ここで言う「愛」は、恋愛や家族に対する一般的な愛情の意味だけでなく、自然や動物などの生きとし生けるもの、自分自身を愛し大切にする、など広義で多種多様に渡るものの意です。
「愛」というのはそんな感じにすっごく広義で奥深いので、一回の人生じゃその一部しか学べないんだと思っています。チャプター1みたいな感じ。
そのチャプターは60億人の人間それぞれにとって最適なレベルものが用意され (何度も生まれ変わってる人もいるはずだから、チャプター1の人もいれば、チャプター1000とかの人もいるんだろう、という意味です)最適な課題が出されるようになっているのだと思います。
そしてあるレベルに達するまで、何度も何度も学んでいくんじゃないかと思っています。(そのあるレベルが何なのかはわかりませんが)
 
少し脱線しますが、先日「インターステラー」という映画を見ました。
この映画は特殊相対性理論や宇宙の次元についての話などがわかりやすく面白いエンタメになっていて、とてもオススメです。3時間、あっという間でした。

見てない方には少々ネタバレになりますが、主人公はブラックホールの地平線の果てに行った結果、時間や空間を超えた4次元の世界に迷い込みます。
そして、時空を超えて自分の娘とコンタクトを取る、というシーンがあるのですが...
 
まず、私たちがいるこの世界は立体で3次元の世界ですね。
紙の上の絵、いわゆる平面は2次元です。(2次元萌えの2次元)
そして3次元の世界からは2次元を自由にコントロールできますよね。
簡単にいうと、紙を折りたたむことができる、ということです。
4次元とは何かというと、時間と空間を自由にコントロールできる次元です。
私たちのいる世界には時間も空間もありますが、自由にコントロールすることはできません。しかしさらに次元があがると、これがコントロール可能になります。
ドラえもんの4次元ポケットは、時間と空間を飛び越える事ができますよね。
そして、宇宙にはもっともっと次元がある、ということの説明は私は無理なので(笑) "暗黒物質ダークマター)" とかで検索して調べて誰か教えてください(笑)
 
さて、この次元の話、何となく何かと似てませんか?
勘の良い方はすでにお気づきだと思いますが、前回のブログ で書いたスピリチュアルな世界の図と同じく、レイヤーになっているのです。
 
なので、つまり
スピリチュアル = 宇宙
なのだと私は思っています。

日々生きてると忘れがちですが、地球も宇宙の中の一つの星です。
夜空を見上げれば無数に星がありますが、その中のほんの一つの点みたいなものに私たちは住んでいます。
映画の中で主人公たちは移住できる星を探すわけですが、なかなか見つかりません。
同じ太陽系の中にも、地球のように大気や水がある星はなく、生物は生きることができませんが、なぜこの地球にはそういう環境があるのでしょう?
宇宙がある、ということは小学生でもわかる事実でも、どうやってできたのか、どういうバランスで成り立っているのか(例えば、なぜ自転や公転ができるのか?とか)仕組みはまだほとんど解明されてませんよね。

余談ですが、人間の体を含む全ての物質は原子からできてることはわかっていますが、原子の図って惑星の公転にそっくりですよね。
 
原子の図(wikipediaより)

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これは偶然の一致とかではなく、世界や宇宙には人知では計り知れない大きなルールや仕組みがあり、私たちはそのルールにしたがって生かされてるんだと思います。
 
そして、映画の中でもたびたび「愛」というキーワードがでてくるのですが、宇宙や世界の仕組みを突き詰めて研究した人々は、結局壮大な「愛」というなんだかわからないけど、ものすごく強いパワーという答えにたどり着くようです。
 
相対性理論を唱えたかのアインシュタインも、最終的にこのテーマにぶつかり、晩年娘に宛てて以下のような手紙を書いています。

昔流行った歌にありましたね。
" 信じることさ、必ず最後に愛は勝つ〜♫ "
これは結構、真髄なのかもしれません。

人生っていうのは本当に色んな出来事が起きる相当難解なRPGですが、生きているうちは自分の人生に必要なことの答えは必ず自分が持ってると思います。
みんな体験してるチャプターも課題も違うはずだし、他人の生き方や人生論はあんまりアテにならないんじゃないかと私は思っています。
自分の心の声にしたがって生きてると必要なアイテムやヒントも手に入りやすいように思います。
人生を楽しんでる人って、なんとなくそのルールに気がついてんじゃないかなーって最近思います。

「Von Voyage!みなさま良い宇宙の旅を〜」ってディズニーランドの「STAR TOURS」でR2-D2が言ってくれますね。
そんな感じで今の人生を楽しんじゃいましょー。
 

スピリチュアルな話をちょっと科学的にしてみる その1

みなさん、こんにちは。お盆ですね 。


私は成人してからお盆休みっていうものをとったことがないので全然お盆感はなくて都内の車が空いてるなー、ぐらいの感覚しかないですが、お盆ぽくちょっとスピリチュアルな話でも書こうかな、と思います。

スピリチュアルっていう言葉が一人歩きしているのかもしれませんが、死後の世界的なことだったり、多次元的な世界の話をしようとすると、結構過剰反応する方もいらっしゃいますよね。これはなんでなのかなー、と思います。

目に見えないからかなあ?
でも、空気も目には見えませんよね、ないと一瞬で死んじゃうのに。
毎日つかってる携帯電話の電波も、見えませんよね。


私は、スピリチュアルな世界というのは、まさにそういう空気とか電磁波のようなものだと思っています。
ちなみに、私は無宗教無神論者なので、特定の何かを信じてはいません。
ただそこにあるっていうか、そういう感じのものですかね。

これもまたちょっと前回のブログぽいんですが、スピリチュアル的な世界はレイヤーになってると思うんです。図みたいな感じで。図も前回みたいだけど(笑)
空気も大気圏にいくに従って層にになりますが、そんな感じですかね。

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まさに次元が違う ので、基本目に見えないんじゃないかと思うんです。
車の死角とかと一緒で、実際にはあるけどここからは見えない、みたいな感じ。

ちなみに世界(宇宙)に異なる次元がある、というのは科学で証明されてます。
正確には相対性理論に基づく解釈によると、時間は左から右に一定で流れていくようなものではないので、いろんな時間と次元が混ざり合ってると思うんですが、それ言うとややこしくなるからまた今度。

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ここでちょっと話が飛ぶんですが、私は人間は輪廻転生を繰り返してるものだと思っています。

というのは、ひとつは私自身が幼い頃に前世の記憶らしきものを鮮明にもっていたことがあったという実体験から(のちにそういう事が見える人に見てもらって、自分の記憶の謎は辻褄があって解けました)。

もう一つは、これも最近科学的に解明されたことなのですが、
人間の体には自動稼働する機能がない
ということ。

これはどういうことかというと、例えば何か機械にスイッチをいれるとオンになると思うんですが、それは外的要因として "スイッチをオン" という動力を入れないと動き出しませんよね。
(自動でスイッチがオンになる機械は、自動稼働装置が入っていて、何かしらの力でエネルギーがオンになるようになっています)

人間の体も機械のようなものなので、同様です。起爆剤がいるわけです。
以前は、それが心臓なのか脳なのか、何かしらの臓器が自発稼働できると考えられていたんですが、その機能はないことがわかりました。

つまり、体というのはエネルギーの入っていない空っぽの機械のようなもので、
どっかから電源のようなエネルギーが入ってはじめて動くって事がわかったんです。

エヴァンゲリオンですね、イメージは。中にシンジくん入んないと動かないんです。
そしてシンクロするんです、その入って来たエネルギーと体が。

入ってくるエネルギーは魂とか呼ばれてるものですが、それがどこから来て、死んだらどこに抜けていくのか、っていうのはまだ科学ではわかっていません。

そこで前出の図に戻るわけなんですが、死後の世界的なものは "細かくありそうだけどよくわからん" の所にあって、そこにいる魂みたいなのがピューっと現世にくる、ってイメージなんじゃないかと思うんです。

使い切ったらなくなる、みたいな概念じゃなさそうなんで
入ったり出たりするんなら繰り返し使われてんじゃないかな、と。

さらに言うと、その魂とかエネルギーっていうのは、何かしら目的があってそれぞれの体や時代を選んで入って来てるんじゃないかと思うんです。
アトランダムに入ってたらぐちゃぐちゃになると思うし、何よりシンクロしなそうなんで。

じゃあその目的ってなんなの?っていうのを長くなっちゃったんで次回書こうかなーと思います。

 

 

人の気持ちのレイヤーについて

こんにちは。
せっかくブログを再開したので、流れにのって書くぞー!と少し意気込んでます。
まあ、あんまり続かないんですけど(笑)

さて、最近ちょっとこれは!と思う気づきがあったので、そのことについて書こうと思います。

人間、人との関わりなしには生きていけませんよね。
で、人は相手が何を考えているのか想像したり考慮したりしながら、コミュニケーションをとるのが普通だと思うんですが、人の考えっていうのは基本、ミルフィーユのようにレイヤー状になってるものなんだと思います。

図に書くと、こういう感じです。

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これで、よく勘違いをするんですが、多くの人々は
深層心理は本人もわかっていないことが多いです。

「自分が本当になりたい自分ってどんな自分?」って聞かれて即答できる人は多くありません。そして、その通りに行動できる人というのも少ないです。

多くの人々は表層心理こそが自分の考えだ、と思いながら日々を過ごしていき、自分の深層心理とのギャップを埋める作業をおこなっています。
本当は独立したいけれど、安定のために会社勤めをしている人がいたとして、その人は表層心理として「自分は安定が向いている性格なんだ」と思っている、というような感じです。

もちろん、この自分の深層心理をある程度明確にできてる人もいて、そうすると人生にブレが少なかったり、前回のブログで引用した文章のように間違ったことをしないので、想像したり望んだりしたものが手に入りやすくなります。

自分自身を分析すると、仕事では深層心理と表層心理のギャップがほぼゼロなんですが、プライベートだとこのギャップが大きいので、それをなくすのが目下の課題です(笑)


コミュニケーションを取る際、表層心理までは相手の言葉や行動の端々を注意深く見る事で、たとえ相手が心にもないことを言ってたり嘘をついたりしても、見抜くことができるようになると思います。訓練はいりますけどね。

なぜなら、相手も自覚をもってやってるからです。
でも、そこでわかるのはあくまで表層心理まで。

人は思いもよらない行動をとったりすることが往往にしてありますよね。
それは、本人がなにがしかの深層心理に気がついてしまって軌道修正をかけた時なんじゃないかな、と思います。
そういう行動や言動はそもそも本人も自覚してなかったものなので、周りにとっては突然に感じるし、びっくりしたりすることもあるかもしれません。
その人がかけがえのない人であったりする場合、傷ついてしまうこともあるかもしれません。

だけど、それはそれ。
皆が納得できる理由なんてものは存在しません、その人にしかわからないことです。

繰り返しになりますが、深層心理は本人もわかってないことが多い、ということを前提でわかっていれば、相手が何を考えてたんだろう、とかあれこれ気をもむ必要がなくなるんじゃないかな、と思います。


人間の本質というのは基本変わらないものだし、その人はその人らしく深層心理にしたがって生きてくべきなので、コミュニケーションを取りたい側は、相手を変えずに自分の姿勢を変えれば、ストレスフリーになりますよ、っと。

 

幸せに普通の毎日を続けるための簡単なコツ

2015年からブログを放置してたことにびっくりです(笑)
特に思うことがあるワケでもないんですが、2年ぶりに再開しようかと思います。

2年前の記事をみたら、以外といい事言ってる、私(笑)
よかったら、過去記事を読んでみてください。

さて、最近なんだか同じような話をする機会が何度もあったので、その事について書こうと思います。

長い事好きな仕事を自由にやらせてもらって生きてこれていて、そういう風に生きていくコツ?みたいな事をよく聞かれるんですが、一言で表すと

「努力」はするけど、「我慢」はしない


ってことじゃないかと思います。
これって、仕事だけじゃなくて、恋愛とかでも当てはまると思います。

何かを続けていくためには、それを普通にするためには、「努力」って不可欠だと思うんです。ずーっと努力はしなきゃダメで。それを怠ったら、終わっちゃうと思います。
でも、自分の好きなこと(人でも)だったら、
「だるいなー、めんどいなー」とかはもちろん思っても、「努力」自体が苦にはならないと思うんですよね。面白みを見つけられたり、幸せを感じられたりする。

だけど「我慢」はいかんです。体に毒です。
毒っていってもいきなり死ぬ猛毒じゃなくて、ちょっとずつ蝕んでく感じ。
だから、たちが悪くて。気がついた時には瀕死になっちゃいます。

先日読んだ小説に、すごくいいフレーズがあって。割と近いことなんじゃないかな、と思ったので引用します。

毎日のほとんどのことは、まるで意地の悪いひっかけ問題みたいに違うことへと誘っている。でも、違うことをしなければ、ただ単に違わないことが返ってくるだけなんだ。

〜 中略 〜
それぞれに誘われやすい『違うこと』は違う。誘われやすさはその人の長所のすぐとなりにあるから、だれもが毎日十円、百円と借金をするように『違うこと』をしている。それはやがて大きくなって出来事になって返ってくるか、ほしいものがそうとうな時差をへないと、あるいは全く手に入らなくなる。

*1

 

Life is too short. 時間は貴重です。

「我慢」だと思ったらやめましょ。(人なら別れましょう)
お金よりも地位よりも、生きてる中でハッピーなことの度合いが大きい人が、何よりも勝者です。

それではよい週末を ♫
みなさまの来週が今週よりハッピーな1週間であるよう、お祈りしてます ^^

*1:「花のベッドで昼寝して」作:よしもとばなな より引用 

夢が見つからないあなたへ

みなさまこんにちは。ご機嫌いかがですか?

さて、私事ではありますが、明日7月7日で独立して丸6年、7年目を迎えることになりました。おかげさまで毎年順調に売上は増えておりまして、昨年設立した会社も4月で決算を迎え、1期目は黒字で終わることができました。

お世話になってる皆さまに感謝です。本当にありがとうございました。

 

自分で独立してたり会社やっていたりすると、よく

「やりたいこと(得意なこと)があって、いいねー」と言われることがあります。

なので、今回はあえてこういうタイトルをつけてみました。

 

確かに、今は以前のブログでも書いたように、自分のやりたいスタイルで仕事をやれて幸せだとは感じますが、そもそも得意なのかっていわれると、よくわかりません。

デザインという分野においては、今まで仕事やプライベートを通じて素晴らしい方々の作品や仕事振りを拝見して、本当に自分なんて超がつくぐらい凡人でマジ才能ないとも思います。(無理矢理、自分天才って言い聞かせるコトはありますが....)

ただ、自分の目の前に与えてもらった仕事を精一杯やってるだけで、それを続けてると、ちょっとずつだけは前よりうまくできるようになります。その繰り返し、という感じです。

やりたいことに至っては、大枠はあるんですがまだきちんとした道を描くこともできていなく、0.5%ぐらいしか達成できてないんじゃなかろーか、と思います。

だいたいやりたいことというのは漠然としているもので、叶える道筋もたくさんあるものだと思っています。そこで、どの道を選ぶのか、だけのような気もします。ときにデッドエンドもあって引き返したり、でも、それもまた自分にとって何かを学ばせてくれる大事な経験になります。

 

前置き的なものが長くなりましたが、最近の世の中は、やたらめったら「夢をもて」とか、奨励しますよね。

でも、そんなものそもそも簡単に見つからないと思うんですよ。

今日、目の前の事を一生懸命やりつづけてたら、なんとなく形ができてきて、そしてこんなことがやりたいんじゃないかな、もしかしたらコレむいてんじゃないのか?とか思って、思ったけど、やっぱむいてない死にたい、とか思って、そんなの繰り返してたらなんとなく続けられてることが、たぶんそれぞれの人にとってのやるべきことであり夢だと思います。

それはサラリーマンかもしれないし、主婦かもしれないし、どんなスタイルかはわかりません。形はなんだっていいと思うんです、苦痛じゃなく、自分が納得してれば。

 

・都会を出て田舎暮らしサイコー! とか

ノマドワーカーで旅しながら生きてく! とか

・世界を変えてやる! とかとかとか......

 

あんまり踊らされなくていいと思います。自己啓発の類とかも、悩みが増えるだけであまり意味がないと思います。

そもそも幸せや成功の基準なんて人によって違うし、自分の必要な答えは、絶対自分が持ってますから。

もちろん、高い志を持って世の中にイノベーションを起こしてくれる人はいて、それはすごいことだし、応援したい!って思います。

でも、別にみんながスティーブ・ジョブズにならなくてもいいんですよ。
Apple Storeで楽しく働けてる人も、素晴らしいです。

 

大きな夢や憧れは、絶対になくてはならないものではありません。ただ、毎日アップダウンがあると、このままでいいのかな、と思いますよね。

そういうとき、私が指針にしてることは一個だけで

「今やっていることが誰かの役にたってるか」

ということです。些細なことでも役にたってれば、きっと、それは間違ってないと思います。

 

いつもApple Store で丁寧に対応してくれるスタッフは、私の気持ちをほっとさせてくれます。そして、そこで修理したパソコンを使って、私はデザインをつくります。ほっとした気持ちのときは、イライラしてるときよりいいものがつくれます。それでお客さんが喜んでくれます。喜んでくれたお客さんは、いい気分で奥さんにお土産を買って帰るかもしれません....

と、そんな風に、世界はつながってるから。

 

なんかそんなミスチルの歌、ありましたな。

 


Mr.Children「彩り」Music Video - YouTube

 

私の個人事業や会社がこのまま引き続き成長できるのか、先のことなんてわかりません。私の会社は、世間的にはまだまだ認知され辛いスタイルですし、普通の会社さんのような成長の仕方はしないかもしれません。

でも、今年も与えられたことを一生懸命やって、またやりたいことをほんの一歩ずつ完成できたらって思って、明日からも頑張ります。

 

そんなこんなで、ラッキーセブンの7期目も、宜しくお願いします!

 

 

 

 

デザイナー的 Apple Watch考察

みなさま、ご無沙汰しています。一ヶ月以上もブログが空いてしまいました。。。

えーっと、決算(って何もやっていないけど)とか諸々でとてつもなくバタついおり。まあ、言い訳ですけど。

ひとまず、みなさまのおかげで会社作って一年、潰れずにおり、また赤字でもなく、二期目を迎えようとしております。本当にありがとうございます。
2期目はもうちょっと、まっとうに社長らしく経営しようと思っている所存です。

ブログもやり始めたからには、今後はもちっと更新を頻繁にします( ー`дー´)キリッ

さて、タイトルのApple Watch購入しました。
だいたい、Appleの初期モデルは買わない、ということにしてるんですが、今度ばかしは周りも思った以上に購入してるし、これは仕事的に使ってみにゃマズイな....ってことで。一番安い(っつても5万の)スポーツモデルです。
時を同じくしてMacも買い換えたのですが、円安が憎いよ!高いよ!お金ないよ!
と心で叫びつつ、レビューを書きたいと思います。

 

今回のレビューは、以下のポイントで書いていきます。

  1. UI的な考察
  2. UX的な考察
  3. 今後の展開予想
  4. 結局今は買いなの?買いじゃないの?

1)UI的な考察

画面デザイン的なUIに関しては、このサイズ内でできうること(かつiOS準拠のデザイン)なので、こういう形になるだろうな、というのは予想がある程度つく事だしAppleお手の物のインタラクション感って感じなので特にいう事もありませんが、個人的に気になっているのは "感圧パッド" という存在です。
今期のMacBookにも搭載していますが、簡単にいうと、今までのタッチ端末には"タップ(押す)"という概念しか基本的にはなかったんですが、感圧パッドが搭載されたことによって"半押し"という概念が生まれました。
例えば、今回時計のデザインを変えるには半押しの作動が必要になります。ちょっと力を入れて押し込む感じにすると.....

 

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ほら、こんなふうにね!(Apple宣伝風)

これはApple "今後物理的なボタンってどんどんなくしちゃうぞー!!" ということのための布石だと思っています。
モバイルのUIデザイナーは、この点しっかり考慮しなきゃですね。

 

2)UX的な考察

UXの観点からすると、大きなポイントは2つ。

・身体管理が正確にできる
・より "ながら" の使い方ができる

そもそも、Apple Watchは車社会であるアメリカでの生活において、運転しながらも問題なく使えるデバイスを目指したいという観点から開発がスタートしています。
確かに、車や自転車の運転中がこのデバイスは一番本領を発揮できている気がします。

まず、身体管理の部分から。
Apple watchの裏面にはLEDセンサーが搭載され、心拍数を測定することができます。

また、加速度センサーも搭載されており、その2つを搭載した状態で身につけているわけなので、身体の状態を正確に測ることができます。

support.apple.com

過去にも様々な身体管理のデバイスは出ていますが、やはりそこはApple
「アクティビティ」というアプリが標準搭載されていて、ずっと座りっぱなしだと "スタンド" というお知らせが出て、立ってください、とか言われます。また、自分の生活に合わせた1日のアクティビティ目標を勝手に立ててくれて、それを達成されるように促されます。
このゲーミフィケーション的なUXは結構優れてるな、と感じます。

次に"ながら"の感覚なのですが、スマホはやはりスマホに集中しなければ何かを行うことができません。
Apple WatchはiPhoneと常にBluetooth同期していて、iPhoneの通知センターに来たお知らせが届くようになっています。(messangerとかLINEとか。個別設定できます)
今まで、
 "あ、鳴った → 取り出す → 確認する"

というスマホにかける行為が必要なくなる、というのは思った以上に大きいです。運転して待ち合わせ場所に向かうときなんかは、もってこい。気が散らなくてすみます。

 

個人的にとっても気に入っているのは、音楽のコントローラーとしての使い方です。結構 iPhoneにたくさん曲を入れているので、"あの曲聴きたいな"

というときに、スマホそのものを取り出す行為って割と面倒だったりします。特に街中とか歩きながらの時は、人にぶつかったりもしますしね。

 

あと、飛行機に乗る時にPassbookと同期しているので、チケットが表示できるのもすごく便利でした。旅行の時は何かと荷物が多いもの。その中でスマホ取り出して、しまって、保安検査でまたバラして.... って結構大変だと思ってました。
今後は飛行機だけでなく、より交通機関と連携ができるようになればいいのになーと願ってやみませんが、難しいだろうな。。。。

(ちなみに、日本でsuicaおサイフケータイに導入されている方式はFelica方式という非接触方式なのですが、これは世界の市場が見ると非常にガラパゴスなもので、日本と香港の一部ぐらいでしか使われてないんです。この障壁がかなり高い。以下の記事が参考にになると思いますので興味ある人はどうぞ)

 

こういう風に、通信・ITがより生活動線に同化することで、意識せずに "ながら" の使い方になっていくのだろうな、と感じました。

 

iphone-mania.jp

 

3)今後の展開予想

先日のWWDCApple watch単体でのアプリの開発が可能になることが発表されました。今はApple WatchはiPhoneがないと時計すら見ることができませんが、この秋リリースされるwatch OS2からは単体でのアプリケーション稼働が可能になります。また、Apple Watchそのものをwifi接続することも可能になります。

これによって、Watch内だけで完了できるアプリの開発がどんどん進んでいくことになると思います。まずは、上記にもあった身体測定に即するものが加速的に増えるでしょう。それに伴う専用のガジェットなども用意されていくように思います。例えば、体重計や体温計などと、iPhone、Watchを組み合わせて複合的に健康管理ができるようになるかもしれません。
もともと健康上のトラブルなんかを抱えている方は、測定したデータをそのまま医師に転送することもできたりしますね。ウェアブルならではの正確なデータ測定は、そのあたりの可能性を大きく広げることになるだろうと思います。

 

4)結局今は買いなの?買いじゃないの?

結論から言うと、今この瞬間は一般ユーザーには買いではないと思います。

できることも少ないですし、少々Too muchな感じで贅沢すぎるガジェットに感じます。
ちょっと欲しいなーと思ってる人は、2015年の秋まで待つのがベストだと思います。

秋に新しいOSが出るのと同時に、新しいモデルも発表になるかもしれません。iPhoneもおそらく新モデルが出ますので、より親和性もあがると思います。

とは言っても、欲しい人もいますよね。
私は何より、そこがAppleのスゴイとこだな、と思っています。
このモノが溢れる世の中で、数万円で老若男女誰からも"あ!それ初めてみた!"なんて言われるアイテムなんて、想像する限り他にないように思います。
待ってでも並んででも欲しい人がいるアイテムを作るっていうのが、一番デザイナーとして学ばなきゃいけない部分だと思ってます。

最後に、これでApple貧乏になってしまったので、
Watchアプリのデザインのご依頼お待ちしております。

Appleにお金をつぎ込み、そのお金を得るためにAppleを使ってお金を稼ぐ、っていうApple奴隷を生み出すとこまで含めて、ジョブズの(今はその魂をついだクックの)デザインの一環なのかもしれませんね。とほほ。