おおかわまりの日記

クリエイティブディレクションとかUIデザインとか会社とかやってます

人の気持ちのレイヤーについて

こんにちは。
せっかくブログを再開したので、流れにのって書くぞー!と少し意気込んでます。
まあ、あんまり続かないんですけど(笑)

さて、最近ちょっとこれは!と思う気づきがあったので、そのことについて書こうと思います。

人間、人との関わりなしには生きていけませんよね。
で、人は相手が何を考えているのか想像したり考慮したりしながら、コミュニケーションをとるのが普通だと思うんですが、人の考えっていうのは基本、ミルフィーユのようにレイヤー状になってるものなんだと思います。

図に書くと、こういう感じです。

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これで、よく勘違いをするんですが、多くの人々は
深層心理は本人もわかっていないことが多いです。

「自分が本当になりたい自分ってどんな自分?」って聞かれて即答できる人は多くありません。そして、その通りに行動できる人というのも少ないです。

多くの人々は表層心理こそが自分の考えだ、と思いながら日々を過ごしていき、自分の深層心理とのギャップを埋める作業をおこなっています。
本当は独立したいけれど、安定のために会社勤めをしている人がいたとして、その人は表層心理として「自分は安定が向いている性格なんだ」と思っている、というような感じです。

もちろん、この自分の深層心理をある程度明確にできてる人もいて、そうすると人生にブレが少なかったり、前回のブログで引用した文章のように間違ったことをしないので、想像したり望んだりしたものが手に入りやすくなります。

自分自身を分析すると、仕事では深層心理と表層心理のギャップがほぼゼロなんですが、プライベートだとこのギャップが大きいので、それをなくすのが目下の課題です(笑)


コミュニケーションを取る際、表層心理までは相手の言葉や行動の端々を注意深く見る事で、たとえ相手が心にもないことを言ってたり嘘をついたりしても、見抜くことができるようになると思います。訓練はいりますけどね。

なぜなら、相手も自覚をもってやってるからです。
でも、そこでわかるのはあくまで表層心理まで。

人は思いもよらない行動をとったりすることが往往にしてありますよね。
それは、本人がなにがしかの深層心理に気がついてしまって軌道修正をかけた時なんじゃないかな、と思います。
そういう行動や言動はそもそも本人も自覚してなかったものなので、周りにとっては突然に感じるし、びっくりしたりすることもあるかもしれません。
その人がかけがえのない人であったりする場合、傷ついてしまうこともあるかもしれません。

だけど、それはそれ。
皆が納得できる理由なんてものは存在しません、その人にしかわからないことです。

繰り返しになりますが、深層心理は本人もわかってないことが多い、ということを前提でわかっていれば、相手が何を考えてたんだろう、とかあれこれ気をもむ必要がなくなるんじゃないかな、と思います。


人間の本質というのは基本変わらないものだし、その人はその人らしく深層心理にしたがって生きてくべきなので、コミュニケーションを取りたい側は、相手を変えずに自分の姿勢を変えれば、ストレスフリーになりますよ、っと。