おおかわまりの日記

クリエイティブディレクションとかUIデザインとか会社とかやってます

わたしのお仕事について《前編》

こんにちは。慢性鼻炎なので毎年花粉なんだか鼻炎なんだかわからない時期が訪れて混乱しているまりです。( >д<)、;'.・ ィクシッ

 

今日は私がどんな仕事をしているのか、してきたのか、改めて書いてみようかな、と思いました。というのも、私の仕事のスタイル等は自分の業界ではいたって普通だと思うのですが、この普通がどうやら世の中的には普通でないようなので、こういう働き方もあるのだ、と参考にしてもらえればな、と思ったからです。

 

まず、私の職業はクリエイティブディレクター 兼 UIデザイナーと名乗っています。

と、名乗っているのは、職種なんて言ったもん勝ちなので。というのも本当ですが、やってる仕事的に一番これがしっくりくるな、というのがないので、こういう言い方させていただいています。

クリエイティブディレクションとは主になにをするか、といいますと、全体のクリエイティブの方向性を決めたりするお仕事です。(広告業界では違う使い方をされていると思いますので、参考にしないでください)

基本的には今はオンラインサービス(ウェブサービスだったりアプリだったり)を作るのに、こういうデザインの方向性がいいんじゃないですか、とか(トンマナと言ったりします)こんなのが今流行っていますよ、というように企画の段階からアイデアを出して方向性を決めるお仕事になります。

基本どんなサービスでも、アイデアというのははじめはぼんやりとしたものなので、それを形作るお手伝いをしてる、というイメージが近いかもしれません。

 

UIデザインというのは "ユーザーインターフェースデザイン" という意味で、簡単にいうと人が使う画面を設計するお仕事です。

例えば、写真を撮影して、公開するアプリがあるとします。instagramのような。アプリというのはプログラムでできているので、「撮影」というコマンドを書くと、写真が撮れる、というプログラムが動きます。でもそのコマンドをいちいちプログラムで書くことは普通の人はできないので、"このボタン押せば撮影" みたいな画面が必要になります。こういうものを GUI (グラフィックユーザーインターフェース)といい、それを作るお仕事をしています。

このアプリの場合、 "撮影画面" "アップロード画面" "公開された画面" "登録画面" などそれぞれの画面が必要になりますよね。どういう画面を作って、どういう順番にすればサービスとして使いやすく、見た目に素敵か、みたいなのを設計するお仕事です。

最後に、一般的なホームページ制作のお仕事も受けます。が、基本的にホームページ制作に近いお仕事はもともとお知り合いや友人からお願いしていただくもの以外は、今はあまり受けてはおりません。

 

なので、割合的には

 

クリエイティブディレクション :3 

UIデザイン:5〜6

ホームページ制作:1〜2

 

という感じでお仕事をしています。

私はこの業界に入ってもう8年ぐらいなんですが、その当時はこういう仕事はウェブディレクター、ウェブデザイナーという職種で呼ばれてました。

基本的には今のようにサービスを作る仕事などはあまりなく、広告関係のお仕事がメインでした。まあ、本当にきつい業界でした(笑)なので、この仕事をやめちゃった人もたくさんいると思います。

 

また、業界自体が最近できた業界なので、全然関係ない業界から入ってきた人も今の30代などではたくさんいるのではないかと思います。

私もその一人で、私は元々ファッションデザインの学校をでて、ファッションデザイナーとして働いていました。その後は企業の広報でホームページ等の広報物を作っていたのですが、ウェブだけをやろうと思い、この業界に入ってきました。

 

ファッションからウェブにきた理由は、もちろんウェブが面白そうだと思ったのもあるんですが、そもそも3次元(立体)のものを作る才能が私にはなかったようで。画面上で作れるものの方が良かったようです。

それと、勘違いされてる方が多いと思うんですが、ウェブは画面上で作れるものですが2次元(平面)デザインではありません。

ウェブデザインで一番イメージが近いのは2.5次元のデザイン、といったところです。なので、裏側で動くプログラムをイメージしながら、そことどう噛み合わせていくか、というのが重要になります。もちろん1pxで変わる美しさみたいな世界もゼロではないですが、それよりも重要視するものがたくさんあります。

そもそもユーザー(お客さん)が見ている機械がバラバラなので、そういうものを表現しようとしてもあまり意味をなさないのです。これが、グラフィックデザインをやってる方がウェブをやろうとするとぶつかる最大の壁なんじゃないかな、と思っています。

その点、洋服をやっていた感覚というのは、(着る人の体型は同じ人なんて一人もいませんし)意味があったのではないかな、と今になると思います。

 

次に、働き方についてなのですが、長くなったので次の回に書きたいと思います。